ANGKOR WAT, April 2005

 

 

I remembered one of my friend told me that " In Cambodia, there is a big tree's area. Those trees are really unbeliebable....." I didn't have concern about ancient culture and buildings, but big tree area is interesting.

 

2005年4月
巨樹の森の中の遺跡群--アンコールワット

 

タイのバンコクから飛行機でカンボジアのシアムリップへ。アンコールワットの遺跡に向かう。以前知人がカンボジアの巨樹地帯のことを話してくれた。「とにかく樹がでかい」というのである。そのことがずっと気にかかっていた。遺跡や古代文明にそれほど興味を持っていなかったが、驚くほどの巨樹が林立しているところは見てみたかった。タイと日本の間を行き交うようになり、6回目のタイ訪問の時、近隣国であるカンボジアに行ってみることにした。

知人が言っていたことは事実だった。遺跡の周辺や、そこに至るまでの道の左右に、日本で見かける街路樹の3倍ほどの高さと枝の広がりを持つ樹木が伸長している。

巨樹の並木道に導かれ、堀に囲まれたアンコールワット遺跡に着く。

堀を渡り、アンコールワットへの入り口に向かう。 

門をくぐった内部には砂岩を積み重ねた建造物しかなく、強い日差しを遮るものはない。

フライパンの底で煎られているような熱気に包まれる。

回廊に至る階段は極めて急で、間隔も大きく、岩盤に貼り付くようにして登る。

遺跡群の間隔は開いている。そこに至るまでの道のりが、自然と次の遺跡への導入部になる。

遺跡は、樹林の間から見えてくる。 

 

 

巨樹と共生する遺跡は、ある部分一体化している。

   

  

 

  

積み重ねられた石の重量感は圧倒的で、見上げることが多くなる。 

 

 

壁面、回廊、天井、すべての空間(表面)が、濃密な表現の場。

 

 

森の中には橋が架かる。

左)遺跡の中の神秘的な間。胸を叩き、反響に耳を澄ます。

 

出口に向かう。西陽を背にして。遺跡の中心に、人(神)の顔が見える。

 

 

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