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  雑誌「@SHIBUYA PPP」Vol.12

女性ボーカリスト特集。

●「小島麻由美」さん

 

越路吹雪さんのトリビュートアルバムで、彼女は「ろくでなし」を歌っていた。スピッツのトリビュートアルバムでは、「夏の魔物」をカバーし、最後を締めくくっていた。そのどちらも素晴らしい歌唱とサウンドメイキングで、私の中では、小島さんは女性ミュージシャンの中で特別な存在のひとりだった。とても大人な雰囲気の歌なので、そういう方なのだろうと思い、取材先に向かったら、そこにいらしたのは、可憐な印象の女性でした。

 

●「夏木マリ」さん

 

映画『Samurai Fiction』では、旅籠の女将を演じた。『ピンポン』では、ペコを支える卓球場のおばばの役。『千と千尋の神隠し』では湯婆婆の声優。自分は1973年の「絹の靴下」からリアルタイムなので、それから25年以上(取材当時)。つねに表現という舞台の第一線に立ち続ける夏木さんは、"凄い”と思います。彼女とご一緒した渋谷エリアのポイントは、神宮前の小さなレコードショップ。壁面のレコードを見ていた時、店内にセルジュ・ゲンズブールの曲が流れ、彼女はそれに合わせて静かに歌った。