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クリエイティブ・エコ・コミュニティ

E A R T H E A R T

自然環境の保全創造と、クリエイティブを軸にした

青山・渋谷・原宿・代官山・恵比寿エリアのコミュニティ

*コミュニティの範囲=渋谷区全域と青山、中目黒エリア

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事のはじまり

青山・渋谷エリアで活動する自分たちならではの、自分たちらしいセンスを備えた、日常感覚の、自然環境保全や健康な社会への活動を始めたい。
その願い、希望、企画、呼びかけが、「アースハート」という活動体を生みました。2004年3月18日のことでした。

<アースハートプロジェクト基本方針=10の重点事項>

@ 人の健康、社会の健康、地球の健康を指向し、考え、行動する。
A 地球生活を快適に維持していく持続可能社会創出。
B 地域性(青山・渋谷・中目黒エリア)を重視した“快適地球生活のためのコミュニティ作り”。
C 地球の自然環境の保護促進のためのクリエイティブコミュニティ。天・地・海を創造した地球こそが最もクリエイティブとする尊敬と親愛の念。人の創意工夫や感動、感覚、感受性の重視。それらを地球の自然環境や、持続可能社会の問題へと結び付ける。
D 1対1の直接コミュニケーション(直接対話と語りかけ)の尊重。自然発生的で、自発能動のアクティビティ創出と連鎖。
E 情報型大都市と地方村落との交流。
F 世界各地域の独自文化、伝統文化、生態系の尊重。相互理解と交流、保全。
G 女性の現実感覚・感受性・優しさ、青年の意欲・体力・理想主義、高齢者の人生経験と知恵が、できるかぎりプロジェクトの中で発揮されるように努める。
H 文化・経験の伝承。実践の場を介した教育実践。子供の情操教育。
I 持続可能社会創出のための事業へのトライアル。雇用の創出。

発信力のある地域である青山・渋谷エリアで活動する人々が、一度、「健康・自然環境・クリエイティブ・地域コミュニティ・社会貢献」といった旗印のもとに集まってみる。
すでに多くのそうした活動が生まれ、行なわれていますが、この地域全体をカバーすることにはなっていません。たとえばグリーンバードさんは表参道商店街欅会が母体ですが、そうすると他の商店街が加わりにくい構造になってしまいますし、アースディーのようなイベントも、独自のトーンが参加者を限定してしまう嫌いがあります。もちろんそれらも重要で、私たちが否定するものではありません。


ただ、いくつもあるそうした活動からもれてしまっているところに多くの人々がいて(選挙における無党派層のように)、アースハートもそういったことに興味関心はあるが、ある明確な行動に踏み込んでいない人々が、まず集まって、このエリアらしい器作りのための試行錯誤を開始しようと始めたものです。


「一度、自分たちらしい地球環境とクリエイティブを軸とした社会貢献活動のための運動体を作ってみませんか?」という呼びかけへの呼応が、アースハートです。

現在、アースハートらしい、グラスルーツの自然環境活動のための具体的なアクティビティとして“街祭り:アースハート”を企画中です。

 

名称

プロジェクトは、名称を「EARTHEART PROJECT(アースハート プロジェクト)」としています。

地球「EARTH」という単語は不思議な言葉です。その真ん中に「ART」を含み、語尾のHを語頭に持ってくると「HEART」になります。
MOTHER EARTHという言葉がありますが、国境線を超えて人々が結びつき、21世紀を平和と創造の時代にしていくために“地球は心臓だ、地球は生命だ”という端的でシンプルなコンセプトを設定します。
このキーワードを媒介に、人々の意識を楽しく地球化に向かわせ、その方向に集いあうことを提案します。

現在、アースハートらしい、グラスルーツの自然環境活動と、その思いを祝福し、未来へつなげていくための“街祭り:アースハート”を企画中です。

 

[ 街祭りアースハート 開催主旨 ]

<自然環境とクリエイティブという2つの軸の共存>

日本の中で、世界中でも、最もファッショナブルで、様々な現代文明情報が授発信されている都市、渋谷エリア。
青山・原宿・代官山を含む、新宿高島屋と恵比寿ガーデンプレイスを縦軸とする、縦約5キロ×横約3キロの楕円形の世界。
このエリアで、「自然環境とクリエイティブの情報授発信活動」を行っていくのが、「アースハートプロジェクト」の主旨です。

地球の環境破壊は止めどなく進行しています。様々な対策が、国家・組織・企業・個人のレベルで行われていますが、まだ一般的な思潮となるには至っていません。
自然環境は大切だけど、どこから手を付けていいのか分らない。自分には関係がない。もっと関心のある事柄があるなど、様々な事情からそれらは後回し的な状態にもなっています。


環境破壊のスピードは速く、地球の環境は守れても(実際地球はもっと大きな環境破壊を何度も克服してきています)、人類の未来はなくなってしまう。そうならない前に、持続可能な文化の形・ライフスタイル・価値観の創出が求められています。


しかし、「環境」「自然」「地球」といった言葉をただ声高に叫んだところで、自分たちには関係がないと思っている多くの方々には届かないでしょう。届いたとしても見向いてくれない、ましてやその人を動かすことなどできません。


エンターテイメント、アトラクション、ハプニング、クリエイティブ。そうした多くの切り口を設定していくことで、間口が広がり、敷居が下がる。バリヤーフリーと言えるほどに、自然な日常感覚で、「地球自然環境のこと」の方へ近寄ってきてもらうことが出来るようになります。


<イベントではなく、都市型“街祭り”>


渋谷エリア発のプロジェクトとして、全国に発信していきたいと考えますが、地元エリアにとってみれば、失われた祝祭性(共同体性)を、「環境と創造」を基軸としたお祭り・縁日をきっかけに、取り戻そうという試みでもあります。このエリアを何らかの形で生活圏としている多くの人々にとっても、それは重要な事柄の一つだと考えます。


“失われた祝祭性(共同体性)”という観点からいえば、現代において、多くの人々が、なんらなかの一体感を持てる共通の事柄は、「環境とクリエイティブ」ということになるのではないでしょうか。


このふたつの文脈を共存合体させることで、双方が交流する場も数多く生まれます。クリエイティブジャンルの人々にとっても自然環境問題は重要ですし、自然系の活動する人々に取って最も大切な要素の一つはクリエイティブでしょう。


この2つの軸を共存融合させることで、参加する人が、企画し、主催する人々が、関係する人全てが、楽しく、刺激的で、記憶に残り、次も楽しみにするような都市型縁日にしていこう。それが当プロジェクトの開催主旨です。ですので「アースハートプロジェクト」は、総合イベントではなく、街祭りをめざします。


<大規模1発型集客イベントではなく、1店舗が単位。

ひとりとひとりが直接語り合うこと、それ自体が、プロジェクトの中身>

各イベントは、大規模な1発ものではなく、1軒のお店が単位です。


一人の人からすぐに始められること。その人から運動が展開されること。一人の人と、一人の人が直接出会い、語り合うこと。そこからすべてが始まっていくこと。その点を重視します。出会い、情報融合していくこと。新たな何かが生まれていくこと。それを最も重視していますし、それこそがこの街祭りの内実そのものです。


活動を通して、街の中に、「環境とクリエイティブ」の線を作り出していきます。とかく“マーケット”として見られがちで、事実、そうした側面が強いこの地域に、「自然環境+クリエイティブ」という見えない地図を作り出していきます。


点として活動している個々のショップや組織や個人がつながることで線になり、面を生み出し、参加者たちとともに立体的な、開放系の広がりを作り出していきます。


街の中に、「自然環境」という要素を、より明確に人々が意識化できる形で、楽しく、身近に溶け込ませていくこと。それは街のバランスを取ることであり、街のさらなる魅力増幅にもつながっていくでしょう。


「環境」問題を、広く“自然環境” “人間環境” “社会環境”という3つの側面からとらえていきます。


答えや方向性は一つではなく、受けとめ方は、参加者の主体にゆだねられています。プロジェクトはそれぞれの人たちにとっての自然な形での変化のきっかけであり、そうした開放系のプロジェクトとして構想されています。

同時多発的に街の中で起る展示催事の数々は、街をその姿のままでざわつかせます。このプロジェクト全体が、街を舞台にした“ハプニング・アート”的色彩を持っています。

[ 開催期間 ]

EARTHEART PROJECTの開催期間は、2004年9月4日(土)〜9月26日(日)までの23日間です。


この時期は、収穫祭(HARVEST)の時期であり、秋分の季節です。中秋の名月(HARVEST MOON)もこの時期の事柄です。渋谷エリアの街の実りを、文化(自然環境とクリエイティブ)という角度で祝っていくことが「EARTHEART PROJECT」でもあります。


<プロジェクト企画概要>


9月中の3週間、渋谷エリアの街自体が、地球環境とクリエイティブの多角的な都市型祝祭会場となります。
主役は、多くの人々が集う“街そのもの”であり、そこで活動する人たち、集い合う人たちです。


エリアの中の様々なポイントが、環境関連イベントの会場となります。
すでに自然地球環境系の活動をしているショップなどは、通常営業をそのまま続けていただきながら、この街祭りに参加していただけます。


自然環境系と関係のない形での営業内容や業種であっても、当然、参加可能です。展示、セミナー、上映会、ミニコンサート、朗読会、その他、なんでもありです。どんどんユニークなアイデアを出し合っていけたらと思います。


●ショップにおける催事例
カフェ/レストランの場合:特別メニュー。展示。期間中店内を緑で埋め尽くす。ミニコンサート。ろうそくでの営業。朗読会。セミナー。自然環境系映像・映画の上映など。
書店での場合:地球環境関連のブックフェア。展示。期間中店内を緑で埋め尽くす。ミニコンサート。朗読会。
何をするか、どう関わるか、いつ行うか、何日間行うかなどは、場所と展示者が話し合って決めていきます。
内容は、何らかの形で、自然環境に関わることとします。

●WEB SITE
吉原有希GOODFIELDのHP SITE(www.good-field.net)のトップページに、準備段階から企画書、賛同者リスト、進ちょく状況を知らせる「ハートランド日記」などをアップ。順次、様々な情報を発信していきます。


会期中は、複数拠点にPCが設置され、携帯カメラの活用など、参加者たちとともに作り上げる「デジタル情報網の実験場」としても機能していきます。

<種々の参加の仕方>

*制作者参加(展示作品の提供者など)
*出店参加(店舗として展示会場などを提供する形)
*ボランタリースタッフ参加
*特定プロジェクト支援
*パスポート買取り支援参加
*広告協賛参加
*プロジェクト全体サポート協賛参加
*当日参加

 

<「GREEN PASSPORT」の企画・制作・発行>

会期中に開催される全プログラムを網羅したミニブック(B6サイズ)「GREEN PASSPORT」が制作・発売されます。
書店、カフェなど、賛同してくださる各ポイントで販売されます。
これには現時点で重要と思われる地球環境についての知見や情報が掲載されています。


またこのミニブックは、「パスポート」という言葉からも想像できるように、会期中の全行事の情報が掲載されたカタログMAPでもあります。体験者たちはこれを手に街を回ります。

お店のサインを集めていくと、10個、20個、30個、50個、すべて制覇などの段階ごとに、協賛企業の型からの特別グッズをもらえます。
こうしたことのすべてが、街を舞台にした刺激的なエンターテイメントであり、人と人の出会いであり、クリエイティブと接していく機会であり、地球環境を考え、自分の価値観や体に浸透させていくきっかけです。

●参加する人・店・組織は、“地球環境によい何らかのこと”を、すぐにしてもらいます。内容は自由で、その主体が考えて決める形です。植物を買って植える(置く)。ゴミの工夫をする。省エネの工夫をする。そうした関連イベントを開く。
そのこと自体が、パスポートに掲載され、このプロジェクトの重要な内容であり、コンテンツになります。

 

<実施プロジェクト案>

●アースハート“街のISO”渋谷エリアの街で、各家庭や店舗レベルで取り組める環境対策のガイドライン作りと具体的な実践。
「節水(水資源保護)」「節電(発電への関心)」、それらによるCO2の削減の数値化(温暖化対策)。「リサイクル」「ごみの削減」、それらによるCO2削減の数値化。
「環境負荷の少ない店舗作りの提案と実践」、「エネルギーの消費の削減、資源の活用(キッチンペーパーの再利用、他)」

●「エコバルーン・プロジェクト--願いを込めて、青い風船を、青空へ」自然分解される青い風船に短冊を付け、そこに願い事を書いて、空にリリースします。自分が書いた願い事と共に、青空に吸い込まれるように上がっていく青い風船は、非常に美しく、参加者の心に残り続け、青空と自分を強く結び付けることになります。

●「渋谷区内にある680本の保存樹木と22ヶ所の保存樹林のマッピングプロジェクト」(GOODFIELD提案:有志学生、渋谷区と共同)

●「おむすびカフェ」。おむすびを出すカフェ。地域のお母さん、おばあさんに“むすび手”となって活躍してもらう。カフェには彼女たちの名前が「今日のむすび手:鈴木安子さん」のように明示される。食の見直しと提案と地域活性化(MOVE提案:JA他と共同)。


●食の物産展。地方の物産を販売するポイントを設置。食の豊かさの提案と体験、見直し。第一次産業への視座。(GOODFIELD提案:JA他と共同)


●フラワーショップネットワーク。このエリアに多く点在する「花屋」を重点的にまずネットワークし、“フラワーライン”を街の中に作り、多角的に、花と緑の情報受発信をする。


●地方からの“方言による葉書”プロジェクト。地方在住の人が、その地方の方言を使って、東京周辺に住んでいる人たちとの葉書による情報交流を行う。地方と中央の等価交流と、その地方の優れた独自文化を尊重し、味わい、共有し、人間交流する。


●地域FM局。サウンドデザインから、街の自然環境度とクリエイティブ度のアップを図り、快適な生活への補助となっていきます。


●簡易な風力発電のスタディ(情報収集)と設置。規定以上のビル風を起こす建築物への風力発電設置の条例化の渋谷区議会への提案。「風車フォトブック」の展示。

●エリア内の世代間交流:渋谷区在住の高齢者の方のポートレート写真撮影と、インタビュー取材(渋谷区の“生きられた歴史”を記録)。地域内小学生の詩や絵画を集める。それらをブックレット『グリーンパスポート』に掲載し、まず世代間の結節点を作る。

●グリーンアイランド計画。街の中で、拠点となるような小規模な緑の島(グリーンスポット)を作り、そこから緑のエリアを拡大し、人々の意識の中にグリーンを根付かせる。

●植樹=ツインツリー計画。樹木は1列にあるよりも、2列で並木状態を作った方が、存在感を主張できる。このエリアの重要な景観のひとつである表参道のケヤキ並木も、道の左右から大きく広がった枝が、豊かなツインツリー状態(並木)を作っている。これを意識した形で植樹していく。


●「アースハート プロジェクト」を続けることで、街の中の“自然環境+クリエイティブ”比率を数パーセントずつでも高め、それをベースとしていきながら、次の渋谷の街の形を作り出していきます。5年後、10年後、15年後、20年後の街の姿の構想を描くスタディーを行っていきます。

●グリーンルーフライン計画。渋谷エリアは、代々木公園、明治神宮、新宿御苑、神宮外苑、赤坂御用地、青山墓地、有栖川宮記念公園、国立自然教育園、林試の森公園、駒場公園、新宿中央公園などに四方を囲まれている。世界の大都市の中でもこれは特異なケース。しかそそれらは分断されているので、屋上の緑化を行い、それらをつなげていく。


●太平洋諸島ネットワークの一員として、南方系としてはハワイ、ソロモン諸島、インドネシア、北方系としてはアラスカ、イヌイット文化圏とつながっていく。また文明の生態史観からユーラシア大陸をはさんで響きあう北欧諸国と交流し、渋谷エリアから始まる「アースハート」文化圏を構想し、民間交流をベースに築きあげていく。

 

<アースハートプロジェクト企画者>

●GOODFIELD/快適地球生活研究所 代表:吉原有希
渋谷区宇田川町37-11大久保ビル401

●カルティベイトカンパニー/人と自然の研究所 代表:野口理佐子
渋谷区神宮前6-28-5,B203

<企画者プロフィール>

吉原有希プロフィール
1961年生まれ。編集者/取材記者。クリエイティブをテーマに取材執筆活動を続ける。1995年、国際連合環境計画日本協会の企画員となり、定期刊行物「UNEP NEWS」の編集長を務める。1999年6月に『@SHIBUYA PPP』を創刊。2003年11月まで編集長を務める(創刊号からvol.14までの15冊)。渋谷エリアのフィールドワークマガジンとして、様々に活動。Vol.14号は「渋谷の環境特集」。このスタディーをきっかけに、GOODFIELD/快適地球生活研究所を立ち上げる。

野口理佐子プロフィール
有限会社カルティベイトカンパニ−/人と自然の研究所代表。ビオトープ管理者養成講座主宰HP
高校時代に小笠原へ旅をしたことがきっかけで環境問題に目覚める。大学卒業後、NTT広報担当などを経て、1994年に環境プランニング会社を設立。自然環境にかかわるNPOの設立コーディネイトや環境教育プログラムの企画運営を行う。
95年〜99年 NPO法人樹木・環境ネットワーク協会の運営、グリーンセイバー検定試験の創設を手がける。2000年、作家C.W.ニコル氏が黒姫に所有していたアファンの森を科学的調査に基づく里山づくりのモデル林として NPO法人アファンの森基金を設立。02年には、アファンの森を基本財団とする長野県知事認可の財団法人の設立業務を担う。
また野生動物の保全活動を行う人のネットワークの会(通称:カピの会)を主催。現在73回を数え、60人以上のスピーカーを迎え、延べ参加者数は1500人以上。自然生態系に基づいたビオトープの概念と実践を通信講座を通じて普及中(延べ受講生2500人)。
財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団理事/NPO法人信州ツキノワグマ研究会理事。

 

<連絡/問合せ先>

●アースハート事務局:渋谷区宇田川町37-11大久保ビル401GOODFIELD内

/TEL,FAX:03-3469-4631 吉原携帯:090-2259-1837

 

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