牧かほりさん イラストレーター

 

森の情景が、屏風のようにどんどん横に連続していく作品を、

雑誌「×10」で取り上げさせてもらいました。

もともとは彼女が個展で発表したものですが、

雑誌に掲載するにあたって多少の変化を加えています。

 

樹木は黒く、不思議な雰囲気に包まれた森です。

そこを動物や鳥が移動し、やがてひとりの女性が登場します。

彼女の登場とともに画面に鮮やかな「青色」が浮かび上がり、

徐々にその比重が高まり、

やがて彼女は青い世界に溶け込んでいってしまいます。