雑誌「@SHIBUYA PPP」Vol.0

創刊号。通常「０号」というのは、創刊号の前に、見本誌としてつくるものだが、自分たちの場合は、その見本誌が創刊号だった。見本としての「０号」などを作る余裕はなかった。だから「Vol.0」というナンバーが振られている。

　●「はじめに」

　●「映画監督インタビュー：リサ・チョロデンコ『ハイ・アート』Lisa Cholodenko、トム・ティクヴァ『ラン・ローラ・ラン』」

　●「カフェ ROOM ROOM」

　カフェブームの原点にある”伝説のカフェROOM ROOM”。街を主役にした雑誌だったので、ユニークな店は、街を彩る重要な個性であり、そのオーナーも雑誌にとっては貴重な登場人物＝主役だった。

　●裏原宿の路地の奥にあったギャラリービル「クロックワークス」。街をフィールドワークする、がテーマだった。

　　Photo : Yanagisawa Kensuke

　●「クロックワークス」のすぐ近くにあった「カフェオーゴーゴー」。オーナーは小林さん。ネッスルのTVCMで、一般的にも有名になった彼の原点。カフェだが、樹木が内部を貫通している。

　●「渋谷に住むー松本隆」

　　Photo : Tsutsui Yoshiaki

　渋谷・原宿・青山エリアといえば、そこを"風街”と命名した松本隆さんの存在がすぐに浮かんできた。表敬の意味も兼ねて、インタビュー取材をした。事務所は骨董通りに面したマンションの一室。松本隆さんというと、長髪で、文学青年的な写真しか知らなかったので、事務所の中に入っても、ご本人がいることに気づかなかった。90年代後半の彼は、アウトドア・ファッションを着た、ショートヘアの外見に変わっていた。自分のホームページを立ち上げ、熱心にPCに向かう姿がそこにあった。

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　　雑誌「@SHIBUYA PPP」Vol.1

　●映画『ポーラX』主演女優カテリーナ・ゴルベワ　インタビュー

　　撮影：大野純一

　『ポーラＸ』は、レオス・カラックスの第４作目の長編映画で、渋谷のシネマライズで公開された。